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契約期間は通常1年間で、契約更新は毎年行います。賃貸契約開始から6ヶ月間は、大家とテナントの両者の権利を守る目的で契約の解除はできない決まりになっています。4ヶ月または5ヶ月を過ぎると、契約解除通知を1ヶ月または2ヶ月前に提出することによって、両者から契約の解除を求めることができるようになります。 |
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デポジット(敷金)は法律の定めによって保護(Deposit Protection Scheme)されます。ご入居前に、保護された証明(Deposit Protection Certificate)をお渡ししますので、内容を確認した上で、署名をお願いします。 |
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デポジットは、契約が終了し、諸手続きが完了した後、通常4週間から8週間後に返金されます。しかし、物件や備品が破損していたり、物品の紛失などがあると、デポジットからその金額分が差し引かれることがあります。
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ガス、電気、水道などの光熱費、カウンシルタックス、電話・インターネット料金、TV ライセンス、衛星放送・有料テレビの受信料はテナントが支払わなければなりません。また庭や防犯アラームなどがある場合は、その維持・管理費もテナント負担となります。 |
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電球や電池、ヒューズの交換など、小さな修繕はテナントが負担します。また、バスルームや室内のカビ、排水パイプのつまり、害虫の発生もテナントの責任となりますので、ご注意ください。 |
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建物と大家所有の家具調度品に関しては、大家が保険に入っていますが、テナント個人の所有物は対象外となります。特に、コンピューターや宝石などの貴重品は、ご自身で保険に加入することをお勧めします。 |
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賃貸物件の改装は、どんなに小さなことでも大家の許可無く行うことはできません。特に、壁に額やポスターをかける際は、釘を打つにも大家の許可が必要です。また、ご自身の家具や備品を置く場合も、大家の許可が必要です。 |
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ペットは、建物管理会社や大家の許可無しには飼うことはできません。音楽の演奏やパーティーなどは常識の範囲を超えないようにしましょう。多くの物件は夜10時以降の騒音は認めていません。
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休暇などで3週間以上留守にする場合には、あらかじめ大家あるいは物件管理会社に報告をする義務があります。長期不在の際は戸締りを確認し、泥棒や冬場のパイプ破裂には十分注意してください。 |
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賃貸物件はあくまでも居住用で、部屋をビジネス目的のオフィスとして使用することはできません。英国では事業を行う場合、それぞれの業務内容に合わせて自治体から許可を取る必要があります。
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入居時に専門の清掃業者による掃除がなされている物件の場合、契約終了時にも専門の清掃業者を手配し、キッチン、バス、トイレなど室内の清掃及びカーテンのドライクリーニング、寝具のクリーニングやカーペットシャンプーを必ず行います。また、庭がある場合は芝刈りをし、ガレージ内部も清掃をする必要があります。 |
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物件は、反社会的及びモラル上問題のある目的には使用できません。又貸しは契約違反となりますので厳禁です。契約書に明記されている個人及び家族以外が住むことはできません。 |
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物件には、大家またはエージェントの手配した業者が、修理や点検の目的で、24時間前の通知で入室できることになっています。売買や次のテナント探しのためのViewing目的での入室も同様です。 |
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契約解除をする際には、1ヶ月もしくは2ヶ月前の書面による通知が必要です。書面の郵送先も契約書に記載されていますので、契約解除の際には遅滞なく通知を提出してください。 |
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