英国生活ガイド

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ご入居中の注意と生活のアドバイス
Tips and Advice for Living UK Life
1 英国の家・フラットは100年以上前に建てられた物件が多いため、お住まい中にセントラルヒーティングやバスルーム、トイレなどの故障や水漏れが生じる場合があります。このような場合には、物件管理者に直ぐに連絡してください。大家の許可無しに修理の手配をするとトラブルの原因となります。急な故障の対応にも安心な、弊社の管理物件を選ぶことがベストです。
2 大家やエージェント、建物管理会社(フラットの場合)が物件に必要な修理や点検のために手配をした業者に対しては、特別な理由がない限り入室を拒否することはできません。業者が入室できず被害が拡大したり、再訪問が必要になった場合は、テナントの責任になりますのでご注意ください。また基本的に修理や点検に、エージェントは立会いができませんので、ご了承ください。
3 入居中に物品の破損や紛失があった場合は、早めに物件管理者にお知らせください。通常は、テナントが修理費用の負担や代替品の購入をすることになります。また、滞在中に大家または大家代理人が物品を撤去した場合、撤去した物品を撮影して日付を控え、確認のサインを大家からもらってください。物品撤去の際には、弊社にもご連絡をお願いします。
4 額やポスターなどを壁に掛ける場合は、大家の許可が必要です。(大家の許可無しに壁に穴をあけることはできません。)また、退去時に元に戻す義務が発生する場合がありますので、壁への装飾は極力ご遠慮ください。市販のブルータックやセロハンテープはシミの原因になりますので、直接壁に貼り付けないようにしてください。
5 レースのカーテンは、年に2、3回程度の洗濯が必要です。手洗い、または洗濯機の1番弱いウール用プログラムをご使用ください。
6 白い布や衣類を何度も洗濯すると、色がグレーに変色してきます。市販されている白い衣類専用の洗濯洗剤のご使用をお勧めします。また、水温と水質の関係で色落ちをすることが多いので、白とカラーの衣類は分けて洗濯し、できるだけ低い温度設定にするとよいでしょう。
7 英国では、バルコニーや庭など、物件の外に洗濯物を干すことは景観を損ねるとして禁止されている物件もあります。その場合は、洗濯物はエアラー(折りたたみ式物干し)などを利用し、室内に干してください。また、パラボラアンテナなどもバルコニーや屋根に無断で設置することはできません。洗濯物やアンテナ設置に関して、周辺住民やカウンシルから注意を受ける場合がありますのでご注意ください。
8 英国の水道水には石灰分が多く含まれているため、水周りの各所にライムスケール(石灰)がこびりつきます。水周りの掃除はまめに行うようにしてください。
9 電気やガスなどの供給会社は、大家の許可無く変更をすることはできません。供給会社を変更したい場合は、大家から許可を受けてから手続きをしてください。
10 英国の電圧は230 ボルトと日本に比べて2倍も高いので、感電すると強いショックを受けます。電化製品の接続や電球の取替えをする際には、電源を切った状態で行いましょう。日本仕様の電化製品は変圧器が必要ですが、高熱を発する機器は変圧器を使用してもショートして物件内の電気系統を破損する場合があります。日本仕様の電化製品の使用は控えてください。
11 冬季に長期間留守にする際は、凍結による水道管破裂を防ぐため、セントラルヒーティングは1日数時間は電源を入れて、すべてのラジエーターにお湯が流れるようにしておきましょう。(温水式ラジエーターの場合)
12 ボイラーの温度設定は、最大にせず60度くらいを目安にしてください。設定温度が高すぎると、システム内部に石灰がこびり付き故障の原因となったり、オーバーヒートして緊急停止をする場合があります。
13 イギリスでは、通常クリスマスに節目の挨拶を行います。大家ヘカードを贈ったり、ポーターやケアテイカーがいる場合にもカードやお菓子類を渡すのが一般的です。入居後のトラブルを回避するには、日頃から大家やポーターとコミュニケーションをとり、よい関係を作っておくことが重要です。
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